初級クラスの語りは毎回7話までと決まっており、その月のクラスで次月のエントリーをします。ただ、語る予定であった方が欠席されることがよくあります。し・か・し、「代わりに誰か語りたい人~?」と聞くと必ず手が挙がり、毎回7話のおはなしが楽しめます。みなさん日々熱心に勉強されているなぁと感じます。
今月の語りは・・・
①「にぎりめしころころ」 『日本の昔話4』/福音館書店
私が語ったのですが、覚える中で出てきた疑問点をヤンさんに聞いてみました。
「竹の皮をひろげました」と「竹の皮をひらきました」と違う言葉で繰り返しており、覚えにくかったのですが、「ひらきました」に統一してよいそうです。
「洞穴に」と「洞穴へ」という文が出てきます。みなさん、「に」と「へ」の使い分けはできていますか?「に」が到達点そのものに焦点が当てられているのに対して、「へ」はそれよりも広い範囲、つまり到達点とともにそれに向かう経路や方向性に焦点が当てられています。 「洞穴へ」の場合は、洞穴へ向かう情景をイメージしながら語るといいそうで、意識したいと思いました。
また、「家(いえ)」と「家(うち)」の読み方ですが、ヤンさんは「いえ」は建物だけを指す場合、「うち」の場合は生活する(中身のある)空間として使っているそうです。ルビが振ってある場合は、その通りの読み方で語りましょう。もしルビがない場合はどちらでもいいそうです。
②「雌牛のブーコラ」 『語りの森HP』/村上郁 再語
このおはなしは前半の男の子がブーコラを見つけるまでの3回の繰り返し、後半のトロルから逃げる3回の繰り返しが面白いですね。北欧のおはなしでは、旅に出かけるときは「新しいくつ」を持っていくことが多いそうです。
トロルから逃げる場面で毎回ブーコラがしっぽの毛に向かって、「空を飛ぶ鳥でなければこえられないほどの大きな大きな川になれ」と呪文のように唱えます。長い文ですが、テキストにも「、」がないように、一息で語りましょう。
細かな点では、「どこまでもどこまでも歩いていきました」とありますが、遠くのほうをイメージしてしっかりと語ることが大切です。
③「とらとほしがき」 『語りの森昔話集2 ねむりねっこ』/村上郁 再語
⑥にもあるように二人の方が語られました。これからの季節にピッタリのおはなしですね。二人とも句読点で間を取ってしまうところがありましたが、テキストに書かれている句読点は読むときに理解しやすくするためのものであり、間を開けずに語る練習をしましょう。
④「大木の秘密」 『日本の昔話4』/福音館書店
⑤「ヤギとコオロギ」 『子どもに語るイタリアの昔話』/こぐま社
⑥「とらとほしがき」 『語りの森昔話集2 ねむりねっこ』/村上郁 再語
⑦「こねこのチョコレート」 『おはなしのろうそく20』/東京子ども図書館
4歳のジェニーが弟のクリストファーの誕生日プレゼントに買ったこねこのチョコレートを、我慢できず食べてしまうおはなしです。会話文の後に、「と〇〇がいいました」と何度も出てきますが、明らかに誰がはなしているか分かる場合は削除しても問題ないそうです。
10個あったチョコレートが一つ、また一つと減っていきますので、数の部分は飛ばさず、必ず語りましょう。
次回は11月13日(火)、いつも通り中央図書館にて10時~です。
ジェニィさん、報告をありがとうございます!
いつもていねいでありがたいですね~
当日をまざまざと思いだしました(笑)
思い出したので、付け足しです~
④「大木の秘密」は、おもしろい話なんだけど、ドラマチックな盛り上がりがなくて、語りにくいだろうなあと思いました。
⑤「ヤギとライオン」は、さすがに子どもたちに語ると定着しますね。楽しく聞かせてもらいました。
⑦「こねこのチョコレート」は、おばあさんのことばに深い温かみがあったので救われました。
ほんと、楽しかった~!
ヤンさん、付け足しありがとうございました!
この日も体調不良で休まれた方がいましたが、私も先月に風邪を引いてから、まだ喉がすっきりしません。
運動会も終わり、二学期のおはなし会シーズンが始まりますね。手洗い&うがいで乗り切りたいです。
ジェニイさん、いつも報告ありがとうございます。
お邪魔虫のわたしもいつも楽しく聞かせてもらい、そして勉強させてもらっています。
みなさんが、とても意欲的で当日朝のヤンさんの「(欠員があるから)語りたい人いますか?」の声に、次々と手が上がりましたね。
みんなすご~い、勢いがあります~~。
わたしは心の中で「ちぇっ、だれもいなかったら割り込もうと思ってたのに全然隙間がないやんか」と思いましたが…。
厚かましすぎますね、すいませんすいません
ジミーさん、コメントありがとうございます。
ジミーさんの語り、ぜひ聞きたいです(^^)
初級クラスはおはなしを語り始めて5年以下のひよっこばかりで、もちろんお互いの語りを聞いて、ヤンさんから具体的な指導をしていただけるので、スキルアップができます。と同時に、何十年と語られている先輩方の語りを聞くのもとても勉強になると思います。
色んな地域でおはなし会が開催されていますし、日曜のがらがらどんや図書館のおはなし会に参加すると、先輩方の語りを聞くことができます。が、初級クラスの皆さんは子どもが小さかったり、介護の方がおられたり、我が家のようにスポーツをやっていて試合があったりと、参加できない方も多いのではと思います。
ですので、枠が余っているときはぜひ語ってください!
お、なるほど、ジェニィさん、そういうこともあるんですね~
確かにヤンもそうでしたよ。うんうん。
ジミーさん、ひょっとして目がキラ~ン?
え!
まさかのオッケイ?!
てっきり、やんわりお断りされると思ってましたのに(笑)
お優しきお言葉、ありがとうございます< (_ _)>
ところでジェニイさん、わたしに関しては、語り歴何十年ではなくて、十何年ですから、そこんところよろしく< (_ _)>
(だから、あまりご参考にはならないよ)